ちょっと手ごわい問題も解けるようになる!ナンプレ解法!中級編。

前回は、ルールのおさらいというような内容でした。
今回は、ちょっと踏み込んだ内容に入っていきます。

 

■中級編:解法2ー1

1つの数字が入る場所の候補が1列に並んでいるときは、
そこにその数字が入っているものとして扱うことができる。

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緑の枠の中に、それぞれ4が1個ずつ入っているので、
ピンクの枠のどちらかに4が入るところまで突き止めました

さて、そこで左のほうに目をやると、ヨコにふたつ並んだ空欄が。

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赤枠には、どちらかに4が入ります。横一列で見ると、
4が入っていると見て間違いありません

赤枠のどちらかに4が入るので、同じ列の右のほうには4が入らない、ということになります。なので、ピンクの枠の4は、上側が正しい、ということになります。

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このピンクの枠に4が入る、が正解。

赤枠には4だけではなく6も入るので、同様にして6の場所も特定できますね。
練習がてら、考えてみてください。

 

■中級編:解法2ー2

1つの数字の候補が2列だけというのが2ブロックあるとき、
3ブロック目のその数字の候補は前の2列に入ることはできない。

言葉での説明が難しいです。。図を見ていきましょう。

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3の候補を洗い出しています

この図で、小さく3と書いている部分は、3が入る可能性のある候補の場所です。
同じブロック内で小さい3がある場所のどれかに、3が入るということです。

さて、緑と赤の枠で示してありますが、3を入れるとしたら、緑のふたつの枠に3が入るか、赤のふたつの枠に3が入るかのどちらかになります。

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×のところには、3が入ることができません

緑のふたつの枠にそれぞれ3が入るときも、赤のふたつの枠にそれぞれ3が入る時も、その横一列には他には3が入ることができません。なので、赤×の場所には3が入ることはできない、と分かります。

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なので、ピンクの枠に3が入ることが分かります

なので、赤×の場所以外に3が入ることができるのがピンクの枠だけなので、ピンクの枠に3が入ります。

 

■中級編:解法2ー3

1ブロック内に2つの同じ数字の候補が2マスだけあるとき、
その2マスには他の数字は入ることができない。

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右上の赤枠に着目します。
「5、6」「5、6」と小さい数字の候補があり、上の「5、6」には3も候補として入っています。

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5と6は、この2マスにしか入ることはできないので、この2マスは5と6の専用のマスです。他の数字を入れてしまうと、5か6を入れることができなくなってしまいます。

ここでは、3をもし上の「5、6」のマスに入れてしまうと、下の「5、6」のマスに5を入れると6を入れる場所がなくなり、6を入れても5を入れる場所がなくなってしまいます。なので、3は別の場所に入れなくてはいけなくなります。
その別の場所というのは、ピンクの枠です。3はもうそこにしか入れる場所がありません。

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このようにして、この中級解法を使えば、パッと見、数字が入らないような場所にも数字を入れられるようになります。

それでも、まだ完全ではありません。上級編の解法を使えば、理論上すべての問題を解けるようになります。ただ、上級編を使うにはけっこう時間がかかるので、なるべくその前に確定できる数字を確定しておきたいので、初級・中級の解法をご紹介しています。

さて、いよいよ次回は上級編の解法です。おたのしみに~!